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毎日できる古代体験 - 火おこし

考古博で毎日、が出来るのはご存知ですか?
勾玉づくり(有料)・石包丁づくり(有料)・組ひも・火おこし・土器あわせ・ぬり絵(無料)があります。

その中の一つ、火おこしを体験してきました!

考古博では「ゆみぎり」という方法で火おこし体験をします。
弓の弦を火きり杵(きね)に巻きつけて前後に動かして回して、火をおこします。
火おこしの道具です。
火を扱うので、水も準備!

早くも煙が出てきました!

火種を麻で包みます。
そして、ふーっと長い息を吹きかけます。

うまく火がおこせました!!
次に、「まいぎり」を体験。(注:これは、通常行っていません)
火きり杵の下の方に取り付けた弾み車の回転力を利用して、火をおこします。


なかなか上手くいかず何度か挑戦!そして、手伝って頂きました。
煙が出始めると、グンっと重たくなり、なかなか下ろせません。

どうにか、火がつきましたが、疲労困憊です。

「もみぎり」もやってみました!
火きり杵を両手で挟んで、揉むように回して、火をおこす方法です。
一人が上から下まで揉んだら、もう一人とすばやく交替し、上から下へと揉んでいきます。
これは、とっても大変。。。

でも、煙が出てきました!

火種に息を吹きかけ、
無事に火がおこせました!

「火をおこす」というのが、いかに大変かを実感。そして、炎が出てきたときはやったー!という達成感!

古代の人の知恵と工夫に触れられる古代体験♪

この夏は考古博の古代体験で決まり!

そして、7月20日(土)からは企画展「はかせからの挑戦状 こうこはく動物園」も開幕です!!

お待ちしております♪






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