兵庫考古学研究最前線2024の講演会として、8月24日(土) 13時30分より、 渡辺 昇 氏(当館名誉学芸員)を講師として招聘し、「律令期祭祀遺跡と古代銭貨-但馬を中心に-」と題して、ご講演をいただきました。
多くの皆様が参加され、熱心に受講されていました。
「パワーショベルで2m掘るところを更に深く掘ったところ、人形がショベルの先に付いてきた」と現場ならではのお話も聴かせていただきました。
但馬は、全国でも有数の人形などの木製祭祀具が出土しているとのこと。いったい何があったのでしょうか?
古代にも天然痘などの疫病や地震、洪水、渇水などの災害があったことが記録に残されているので、その対策として国を挙げて祭祀が行われたのかも知れません。
講演会終了後、特別展示室において展示物を前に更に詳しいお話を聴くことができました。
渡辺先生におかれましては、ご多用の中ご講演に続いて展示品の解説もしていただき、ありがとうございました。(小林)