兵庫県では絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されている貴重な水生生物の「オニバス」。
播磨地域のため池でよく見られていたのですが、近年その場所がだんだんと減ってきているそうです。
博物館のすぐ南側にある狐狸ヶ池では、例年より早くオニバスが水面に現れました。
実は、昨年はオニバスどころかスイレンも姿を見ることができなかったので、狐狸ヶ池ではもう見られないのかと危惧していましたが、今年はすごい数のオニバスで狐狸ヶ池が埋め尽くされています。
これは2年前の8月中旬の写真です。その時のブログには「今年はなかなか見られませんでしたが、いつの間にか例年にないほど発生しました。例年の5~6倍ほど育っています」と記載されています。
それが今年はどうでしょう…、すごい数のオニバスです。池面がほぼオニバスで覆いつくされています。
オニバスの葉の表面は色んな表情をしています。トゲトゲしていたり、しわしわな感じだったりと、大きさによって特徴があるのかもしれませんね。
ぐるっと見て大きなものを写しました。直径1mほどです。大きなものだと1.5m~2mくらいにも成長するんだそうです。
池の中央の通路から間近に見ることができますので、ぜひご覧ください。