8月7日(土)、旧暦で6月末の「夏越しの大祓(おおはらえ)」の日に、当館のボランティア団体「考古楽倶楽部」の皆さんが人形(ひとがた)流しのイベントを実施されました。
自分の身についた悪いものを人形に移し、それを水に流してしまおう、というもので、飛鳥時代には行われていたようです。
一年に2回、夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)と、大晦日の大祓(おおみそかのおおはらえ、年越しの大祓ともいう)の2つが大きな祓の儀式で、それ以外にも月末の晦日の祓や、臨時の祓もありました。
今回は、儀式の再現映像でどんな行事かを知っていただいたあとで、
実際にひとがた流しを体験していただきました。
これがお手本と、儀式に使われた祭具の復原品です。
金や銀の人形(ひとがた)や、いっしょに流したとされる舟、馬など、いろいろあります。
金や銀の人形(ひとがた)や、いっしょに流したとされる舟、馬など、いろいろあります。
では、ひとがた流しをやってみます。
まず人のかたちをした板に、
自分の姿を描きます。
きれいな水で手を清めて、
新型コロナウィルス感染症の一日も早い終息を願って。