7月28日(水)に、バックヤード見学ツアーを開催しました。
普段は入れないエリアへ皆さんをご案内し、出土品の接合作業や科学分析の様子などを、間近に見ていただこうというもよおしです。
写真は、B1Fから作業室を見た様子です。
「いまからこの部屋に行きますよ~」「楽しみ!」
「いまからこの部屋に行きますよ~」「楽しみ!」
参加者の方にも、実際に破片をつなぎ合わせる体験をしていただきました。
「これと、これが合うかな…」
「これと、これが合うかな…」
こちらは実測作業です。
接合した遺物の寸法を測って手書きで写しとり、パソコンでデジタル清書(トレース)します。清書した実測図は、遺跡ごとの記録をまとめた"発掘調査報告書”に掲載します。
次に、保存処理について見学しました。
科学分析では、遺物の成分を調べることができます。
写真の赤外線カメラでは、肉眼では見えない墨書きの文字などの調査をします。
金属保存処理の部屋では、保存処理を終えたばかりの大刀を発見。
この大刀は先日まで特別展で展示していたものです。長い間展示しているうちに空気に触れてサビが広がっていないかなど、定期的に健康診断するためにここへ持ってきます。