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遺跡ウォーク「行者塚古墳とその周辺の史跡を巡る」

爽やかな秋晴れのもと、ひょうご考古楽倶楽部主催の特別展関連イベント
「遺跡ウォーク~行者塚古墳とその周辺の史跡を巡る~」が行われました。
今回のツアーを案内するのは、倶楽部のみなさん。
当館の解説ボランティアで鍛えた腕を、今日は野外で発揮されました。
JR加古川線の神野駅からスタートし、行者塚古墳(加古川市)を含む
“西条古墳群”をメインに、約9kmを徒歩で巡ります。




最初のチェックポイントは、永昌寺の「石棺仏」。
石棺仏とは古墳時代の石棺の蓋に阿弥陀像などの仏像を彫り、供養したものです。
この阿弥陀像は家形石棺の蓋石で作られており、
周囲や裏には蓋石本来の形をのこしています。

少し歩くと、人塚古墳が見えてきました。
5世紀はじめに造られた帆立貝式古墳で、
周濠からは瓦を焼いた窯跡が見つかっています。
窯は、古墳が築かれてから300年ほどたった奈良時代にできたものです
周濠縁の斜面をつかって造られた窯でつくられた瓦は、
隣接する西条廃寺で使われたと考えられています。

西条廃寺は奈良時代前期(7世紀末)に造られた寺院跡で、
建物の基壇が整備されています。
西側(写真左側)には瓦積みの三重の塔があったそうです。

次に、尼塚古墳へ。
こちらも前方部が短い帆立貝式古墳で、埋葬施設は未調査ですが、
円筒埴輪や形象埴輪(蓋・甲冑型)が出土しています。
築造時期は5世紀中ごろと考えられています。
行者塚古墳へ到着!
5世紀はじめに造られたとされる前方後円墳で、
「造出(つくりだし)」とよばれる、墳丘に取り付くステージ状の突出部が4つもあります。
東の造出から、墳丘へ向かいます。
後円部には3基の粘土で覆われた埋葬施設が確認されています。
中国製の金銅製帯や国内最古級の馬具などの遺物が見つかりました。

考古博物館にも金銅製帯のレプリカを展示しています。


こちらが復元された西側の造出。
囲形埴輪などたくさんの埴輪とともに、
食べ物の模造品が供えられています。


そのあともウォークは続き、
願生寺墓地の石仏、常光寺横の五輪塔、
堂田の地蔵をチェックしながら歩きます。

コスモス畑をぬけて…やっと昼食です。


午後からは加古川総合文化センターを見学。
行者塚古墳のジオラマを前に、考古楽倶楽部のメンバーや、
当館の松岡学芸員が解説しました。

最後は、JR東加古川駅から電車で土山駅へ移動し、
であいの道”を歩いて考古博物館へ。
「あと一息!」
当館へ到着後は、松岡学芸員の展示解説をききながら、
特別展を観覧いただきました。
参加者の皆さん、おつかれさまでした。


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