スキップしてメイン コンテンツに移動

竜山石採石遺跡とは・・・

考古博で展示されている

丹波の王墓
雲部車塚古墳の長持形石棺

開館前に石曳きイベントも実施した
見瀬丸山古墳の家形石棺の復元品

これらはいずれも
「竜山石」

今回、庭HM(兵庫県名勝部門ヘリテージマネージャー連絡会)研修会
ー竜山石の魅力再発見研修会ーに参加

2014年10月 国史跡に指定された
「石の宝殿と竜山石採石遺跡」

生石(おうしこ)神社の南東側に位置する
竜山石採石遺跡の一部を見学しました


採石場が点々とのこっている
(立ち入り可能ですが、見学道の脇は断崖絶壁です くれぐれもご注意を)

江戸時代以降の採石場
延石(建造物の基礎石)の採石場

くさびを打ち込む為の「矢穴」長さ6cm程度

清水さん(高砂市教委)の見解では
「徳川大坂城東六甲採石場で考えられているような
時代により矢穴の大きさや形態が変化するというようなことは
竜山石採石遺跡では認められていない」とのこと


「観濤処」
この岩の上から播磨灘の波が見えたことから
この名が付けられたという


高砂市教委 清水一文さんにより
国史跡の概要説明および現地案内していただきました



竜山石採石遺跡の見学はいかがですか。




【お知らせ】


----------------------------------------------------------------------
兵庫考古学研究最前線

3月 7日(土)13:30~15:00

 「兵庫の鉄生産」

  村上 泰樹 (公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部次長

会場:講堂、
 定員120名、無料、当日受付(受付開始13:00)
----------------------------------------------------------------------
-企画展-
ひょうごの遺跡 2015 ー調査研究速報ー
阪神・淡路大震災20年展
2015年1月17日(土) ~3 月29日(日)
昨年度に復元・保存が完成した出土品をまとめて展示するとともに
平成26年度に行われた発掘調査の最新成果の速報展示も行います
詳しくは下記をご覧ください

----------------------------------------------------------------------
毎月第2土曜
次回は3月14日(土)
解説「バックヤード見学ツアー」
博物館の舞台裏をご案内します
13:30~14:10
定員15名(当日受付)
観覧券が必要です
----------------------------------------------------------------------

発掘体験で
トレジャーカードがもらえる!
3月29日まで
ニューカードを
配布しています
観覧券が必要です
ルールをまもって 楽しく体験!

くわしくは
こうこはくへ行こう!(下記をご覧下さい)

----------------------------------------------------------------------
開館中のイベント
(土)14:00~15:00 ときどきドキドキ体験!石棺に入ろう
(日)14:00~15:00 ときどきドキドキ体験!古代船に乗ろう

観覧券が必要です

----------------------------------------------------------------------

遺跡公園はの気配
古代体験いっぱい!
イベントいっぱい!


どうぞご来館ください!

考古博のH.P




このブログの人気の投稿

あなたは縄文人? 弥生人?

人の顔形はさまざま! 顔の輪郭、髪の毛、眉の形、目・まぶた・鼻・口の形は各人ちがいますが、 これらのパーツも縄文人に多い形、弥生人に多い形があります さて、あなたは 縄文人? 弥生人? まずは「自分の顔をつくってみよう」 縄文顔:四角い顔、太い眉、どんぐりまなこ、二重のまぶた、広がった鼻、分厚い唇、毛深い 弥生顔:面長顔、細い眉、切れ長の目、一重のまぶた、小さな鼻、薄い唇、ひげが薄い まず自分の顔をつくってみましょう これらのパーツをつかって・・・ 自分の顔をつくってみましょう そして、左のページを持ち上げ、右の顔に被せるように折りたたみます そして開いてみると 左に顔が移りましたが、 緑 と 橙色 のパーツに 緑は縄文人 橙は弥生人 各パーツが混じっています 現代人は 縄文人的な要素 と 弥生人的要素 が混じっているのです。 中国大陸や朝鮮半島などから各時代に渡来し、混血し、今の日本人になったと考えられます 「自分の顔をつくってみよう」 は 考古博テーマ展示室「人」のコーナーにあります 是非自分の顔をつくって、試してみてください!

明石駅・西明石駅のむかし

特別展「鉄道がきた!ー舟運・海運・馬車道・鉄道ー」 写真展 協力:西日本旅客鉄道株式会社神戸支社 明石駅・西明石駅のむかしの写真があります 明石駅・西明石駅のむかし 昭和9年の明石駅 昭和30年代前半の明石駅 昭和39年の明石駅 昭和47年の西明石駅(新幹線) 西明石駅の在来線と新幹線(昭和47年) 大阪ー神戸間開通140年記念写真展 是非ご覧ください 【お知らせ】 11月1日(土)10:00~16:00 兵庫県立考古博物館とその周辺を会場に 全国古代体験フェスティバル 2014を開催 雨天決行! ---------------------------------------------------------------------- 大阪ー神戸間開業140周年記念写真展 協力:西日本旅客鉄道株式会社神戸支社 11月30日(日)まで 1階エントランスホール ---------------------------------------------------------------------- 次回の特別展講演会 11月8日(土)13:30~15:00 「山陰山陽連絡鉄道敷設計画と播磨・境ルートの検証」 小西 伸彦 (吉備国際大学外国語学部准教授) ---------------------------------------------------------------------- 11月15・16日(土・日) 15日:12:00~15:30 16日:10:00~15:30    ミニSLやミニ特急列車に乗ろう!(ミニ鉄道走行会)    協力:OSライブスティームクラブ 兵庫県立考古博物館 体験広場にて    ※別途観覧券要・開始30分前から整理券配布・お一人様2回まで    ※小雨決行(天候により中止になる場合があります)。 駅そば・駅弁販売     ~駅弁の掛け紙は復刻デザイン!~    姫路名物駅そば、駅弁

#自宅でも考古博 23 「型式の移り変わり」

  当館では考古学の成果だけではなく、考古学での「考え方」についても、さりげなく展示しています。東エントランスを入ったところにある「ときのギャラリー」もそうですが、「発掘ひろば」にもそうした展示があります。  「発掘ひろば」の左奥、壁に丸い水筒のような須恵器が四つ並んでいます。これは古墳時代の「提瓶」(ていへい)と呼ばれる須恵器で、型式の移り変わりを実感していただくための展示です。  考古学では、型式の移り変わりを考える際にポイントとなる「ルジメント」という考え方があります。もともとは生物学の用語で、日本語では「痕跡器官」となります。例えば、人の尾てい骨のように、昔は機能していても、現在は退化して、痕跡のみとなっている器官の事です。  提瓶はこの「ルジメント」が判りやすいものですが、それにあたるのはどの部分でしょうか? 提瓶の型式変化    肩の部分に注目してください。右から丸い輪が両方についているもの、輪ではなく鉤状の突起が付いているもの、ボタン状になっているもの、何もついてないものと変化しているのが分かると思います。  これは提げるための紐を結ぶための部分が、その機能が失われることによって、時期が新しくなるにしたがって、退化していくことを示しています。つまり、展示でいうと右から左にかけて、型式が新しくなるということです。  でも、変化の方向としては「提げるという機能が追加されていくという変化(左から右)でもいいのでは?」というツッコミが入りそうです。実は高校の授業で提瓶を使って、ルジメントの説明をしたことがあるのですが、2回の授業とも生徒の圧倒的多数がそういう意見でした。  では、変化の方向を決めるのは何かを再度考えてみます。機能が追加されていく方向に変化するのであれば、紐がひっかけられないボタン状の段階は必要ありませんよね。したがって、型式が変化する方向は右から左ということになるのです。  ルジメントについて、何となくわかっていただけたでしょうか?実際の型式変化については、ルジメントだけではなく、層位学の考え方(古いものが新しいものより深い地層から出土する)なども加味しています。この考え方についても、「発掘ひろば」で紹介していますので、ご確認ください。  ところで、提瓶の変化はどうして起こるのでしょうか?

過去の記事一覧

もっと見る