弥生時代の石器の種類は多数におよぶ
その中でも斧の種類は多く、用途に応じて石器を使い分け、
高度な加工をほどこしています
木を切るには大きな石斧(左)
板をつくるには扁平な石斧(中)
穴をあけるには細長い石斧(右)
このように用途に応じて使い勝手のいい、石斧を器用に作って、使うのです!
太型蛤刃石斧(ふとがたはまぐりばせきふ)
金太郎さんがつかう”まさかり”のようなものです
そうです木を切り倒す石斧です
大地を切り開く時には役立ちますね
扁平片刃石斧(へんぺいかたばせきふ)
そうそう 板を加工するときに使います
(現代の手斧(ちょうな)に似ています)
柱状片刃石斧(ちゅうじょうかたばせきふ)
ほぞ穴をあけるため、大きいものから小さなものまであります
鍬の柄を通すための穴をつくるときにも使います
(現代の鑿(のみ)のような石器です)
これらの石器はいずれも磨製石器
太型蛤刃石斧は玄武岩などとても硬い石を敲きながら根気よく形を整え
砥石などでこすって仕上げます
扁平片刃石斧は粘板岩などを粗割りして砥石を使って形を整えます
柱状片刃石斧は粘板岩や結晶片岩などを粗割りして、砥石などで形を整えます
弥生時代には斧の材料が交易などで流通していたものを確保し
先祖から伝わった石器の作り方で作ったんでしょうね
大変だったんですよ・・・
考古博のテーマ展示室 社会
大地をひらく人びとのコーナーに展示されています。
陽差しも暖かくなった感じの考古博
是非ともじっくりご観覧ください!