震災支援職員の活動報告会開催
ー考古博物館職員が派遣されている、「東日本大震災復旧・復興事業に伴う発掘調査」報告ー
津波に流されず、火災にも免れた小さな祠 傍らに「ここに故郷あり」の幟
発掘調査で「真っ黒な顔」 あっ!地黒か
派遣先:福島県教育庁文化財課復興調査チーム
専門文化財主査 甲斐昭光さん
福島県広野町 桜田Ⅳ遺跡
人が立っているところから大型の柱跡が見つかりました。
規則的に掘立柱建物跡が並ぶことから奈良時代の官衙
(役所・駅家などの公的施設)と考えられます。
重要な部分は復興住宅建設位置をずらし、公園部分として保存されるとのことです。
一方、宮城県への支援職員は
散発にもいかず、ひたすら発掘に専念!
派遣先:宮城県教育庁文化財保護課
技術主幹 池田征弘さん
宮城県石巻市給分浜(牡鹿半島)に位置する「中沢遺跡」
津波被害にあった住宅の集団移転に伴う調査です
縄文時代前期の集落の全貌が明らかに!
昨年度の調査では宮城県では始めて縄文時代前記の大型住居が発掘されました!
全国各地から埋蔵文化財専門職員が多数被災地に派遣され、
発掘調査などの支援にあたっています。
体に気をつけて、地域の復興のために・・・