播磨町立蓮池小学校の生徒さんが田植えを行ってから1ヶ月が過ぎました。
順調に成長しています。
背丈は目測ですが、30~40cmぐらいというところでしょうか。
この田んぼに植えたのは普段食べている白い米ではなく、有色米といわれているもので、他の田んぼと比較しても成長度合いは変わりないように見えます。
今年の田植え体験で使った品種は赤米2種(対馬、種子島)、黒米1種(壱岐)とモチ米の合計4種類でした。
こちらは、現代のモチ米「ハリマモチ」です。
黒米は今の段階で、葉の色が既に黒いのでわかりやすいですね。
ここで、いわゆる「古代米」と呼ばれているものについて。
これは私たちの祖先が栽培していたイネではなく、古代の稲の品種の特徴を色濃く残したであろうイネのことですが、中でも、「赤米」や「紫黒米(しこくまい)(黒米)」「香り米」という、玄米に色や香りを持った米は、品種改良の対象にもならず、現在でも日本や東南アジアなど世界の一部の地域で栽培され続けています。
「古代米」といってもイネなので、栽培の基本は通常の白米の育て方と違いはありませんが、全体的に稲の草丈が長く倒れやすいので、肥料は通常の栽培の半分以下にしたり、密植を避けるなどの工夫が必要とされています。
ただ、本当のところ縄文時代に日本に伝わったとされるイネのことはまだよくわかってはいません。
稲刈りが楽しみです。