毎年恒例の赤米の田植えを、博物館西側に隣接する水田で行いました。
昨年は、新型コロナウイルス感染症対策のため、当館職員と当館のボランティアグループ「ひょうご考古楽倶楽部」のメンバー、蓮池小学校の先生方で植えましたが、今年は蓮池小学校5年生の児童たちが田植え体験をすることができました。
植えるのは、種子島赤米、ハリマモチ、ヒノヒカリ、壱岐黒米、対馬赤米の5品種です。兵庫県立農業高等学校の生徒たちが育ててくれた苗です。
職員とひょうご考古楽倶楽部の皆さん、すでに準備万端です。
蓮池小学校5年1組の児童たちが到着しました。1組から4組まで順番に入れ替わりで体験します。
弥生時代の服装「貫頭衣」を着た担当職員から田植え作業の説明です。「苗の束を受け取ったら3本ずつ抜いて植えてください。苗は深くしっかり突き刺してください」
当館館長の挨拶です。「ぜひ貴重な体験をしてください」
裸足になって、田んぼに入ります。足を入れた途端いっせいに声があがりました。田んぼに裸足で入って、くるぶしの上までヌルっと浸かる感触は、今の子どもたちにとっては稀有な体験です。
張られた紐につけられたしるしに3本ずつ植えていきます。「ちょっと本数が多いな、もうちょっと深く、その隣も植えてよ・・・」ボランティアが子どもたちにやさしく教えます。
2組の児童たちがやってきました。「こんにちは~」と、元気にあいさつしてくれました。
1組の児童たちの作業が終了しました。足が泥んこです。
田んぼの溝の清流で足を洗います。冷たい水が気持ちよさそうで、キャッキャと声が上がりました。
すっかりきれいになりましたね。
3列、4列と植えていくと作業も早くなっていきます。
4組までの作業が終了、お疲れさまでした。
児童たちは、「楽しかったですぅ~」と、元気に学校へ戻りました。
今度は10月、稲刈りに来てくださいね。
児童たちの頑張りで、ほとんど植えられましたが、時間の都合で少しだけ残ったところは職員とボランティアで植えました。あっという間に終了、さすがです。弥生人にも負けていません。
児童たちの頑張りで植えられた苗、秋まで元気に、おいしく育ってほしいですね。