10月30日、秋晴れの空の下、(公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部と共催で、姫路市登リ田遺跡で発掘体験を行いました。
(担当者により遺跡の説明)
事前申し込みされた20名が参加されました。まず、最初にまちづくり技術センター(以下、まち技)の調査担当者が遺跡全体の説明を行いました。
現場で発掘に使う道具類について、説明を受けた後、早速家族・友人単位のグループに分かれて発掘を開始!
(目の前に大量の土器)
発掘するのは古代の遺物が集中して見つかっている場所。既に数多くの土器や瓦が頭をのぞかせた状態なので、参加者の気分も一気に高まります。
(遺物の洗浄②)
続いて、自分たちが発掘した土器をグループごとに水洗いします。まち技職員の指導の下、いくつもの道具を使い分けて、遺物に付いた土を丁寧に洗い落としていきます。
(洗い終わった遺物)
洗い終わった遺物は新聞紙の上に広げ、乾燥させます。瓦・壺・かまど等、元の形がわかる大きな破片も多く、参加者には好評でした。しかも、あまり遺跡から見つかることが少ない「馬の歯」も数点見つかりました。
最後まで天候に恵まれ、3時間あまりの発掘体験は無事終了しました。参加された皆さんは、本物の遺跡でたくさんの遺物を掘り出すという貴重な経験をしていただき、考古学を十二分に堪能されていたと思います。
今後も、本物の発掘体験を行いますので、ご期待下さい。