メインホール展示「駅家で見つかった謎の記号」
メインホール展示の展示品を入れ替えました。
9月30日(土)から開会する秋季特別展「駅家発掘!-播磨から見えた古代日本の交通史-」に関連し、播磨国の駅家(うまや)の一つ、布勢駅家(たつの市:小犬丸遺跡)出土の土器を展示しています。
布勢駅家(ふせのうまや)は約1300年前の奈良時代の遺跡です。
「駅家(うまや)」は文字どおり古代の駅としての役割を担う施設で、馬を乗り継ぐ場所として利用されており、都や外国からの使者が行き来していました。
そこでは、疲れた馬の交換などを行うとともに、さらに食事や宿泊施設としての利用もされていました。
展示している土器を見てみると、不思議な記号が描かれています。
今回メインホールに展示した食器の蓋やお椀には矢印「↑」のような記号が描かれていました。また「=」や一筆書きの文様のような記号が描かれた食器もあります。
ただ、この記号は何かの目印や、情報を伝えるために描いたと思われますが、残念ながら、何を表しているのかは、今のところ解明はできていません。
このブログを御覧の皆さんはどのように推理されるでしょうか?
(「↑」記号が書かれた身)
(「=」と書かれた蓋)