県立考古博物館の埋蔵文化財では国・県・公団等の開発事業に伴う埋蔵文化財の有無や発掘調査の必要性などを調整しています。
現在、北近畿豊岡自動車道八鹿ー豊岡南の工事に先立ち発掘調査を県教育委員会の依頼により公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部が南構遺跡の発掘調査を実施しています。
現在、北近畿豊岡自動車道八鹿ー豊岡南の工事に先立ち発掘調査を県教育委員会の依頼により公益財団法人兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部が南構遺跡の発掘調査を実施しています。
7段の足場から大型カメラにより全景写真を準備する調査員
月の表面ではありません。
70万年前に神鍋山から流れ出た溶岩です。
溶岩の面を丹念に掃除すると、白線で大きく囲まれた部分が古墳時代の住居跡。
小さな円の白線が柱跡です。
注目の古墳は奥の方!
石を部屋のように組み上げる横穴式石室を埋葬主体部にもつ古墳がでてきました。
石で囲まれた空間は高さ1.5m程度はあったと考えられますので、上部2m程度は削られたと考えられます。
もともと宅地などになっていた下から出土しました。
左奥(左右方向)の石列が横穴式石室
手前左が小型の横穴式石室
手前右が石棺か
どう見ても3つの埋葬主体部は近接しているので、一つの墳丘に3つの主体部がつくられていると思われる非常に珍しいものです。
先輩職員から後輩に指導がはいる。
南構遺跡は10月26日(土)に現地説明会が実施されました。
70名以上の方々が説明会に参加されました。
【イベント予告】
11月2日(土)は考古博古代体験・秋まつり
全国最大規模の古代体験イベントです。
楽しい!すごい!!