今回は、 考古博物館の 展示室を無料・割安で利用する方法をご紹介します。 3点ご紹介します。 まず一つ目。 11 月はお得に利用できる日が 3 日間もあります。 下記の日は、 「 常設展が無料」 となります。 特別展「播磨の考古学 ‐ 今里幾次の弥生と瓦と駅家研究 ‐ 」は割引料金でご覧いただけます。 (例)大人:通常料金500円-常設展料金200円=差額300円 11 月3日 ( 月祝 ) 文化の日 11 月 15 日 ( 土 ) ・ 16 日 ( 日 ) 関西文化の日 さらに関西文化の日は「関西」が対象ですから、 関西 2 府 8 県のエリア内の美術館・博物館・資料館などの400以上の文化施設の入館料(原則として常設展)が無料になります。 11 月 15 日(土)~ 16 日(日)の 2 日間を中心として、参加登録した施設ごとに、期日を設定して行われます。 「関西文化の日」の詳しい情報は、下記 Web サイトでご確認ください。 『関西文化の日2025』 二つ目です。各種施設等の会員になっている方は団体割引が利用できます。 主なものをいくつか挙げてみます。 ・ コープこうべ(コーピーカード) ・(社)日本自動車連盟(JAF) ・ ファミリーパック(兵庫県中小企業従業員共済) ・ パーク24(株)(タイムズクラブ) ・ イオンカード など。 割引対象者や利用の仕方などは施設により異なりますので、各施設HPなどでご確認ください。 なんだ、「団体割引か~」と思われた方に、最後にとっておきの情報です。 三つ目。それは「兵庫県のアンケートに答える」です。 こちらの場合、当館でしたら常設展はもちろん 特別展も無料 になります。(本人と同伴者1名) これは「県民モニター」という制度で、手続きは簡単。モニターに登録すれば年に4回、県政についてのアンケートが各自のパソコン・スマホに送られてきます。 県政というと難しそうですが、例えば今年度の第1回のテーマは「観光について」ということで、”地域の発展に観光は重要か”という設問に対して ①とても思う ~ ⑤全く思わない までの5項...
お久しぶり!ほったんです。 今年 1 月に加古川市にある「山角廃寺」の発掘現場に行って、ボクの実力が認められたからか、また現場へのお誘いがあったよ。 こちらの発掘現場でも一般の人たちを対象に現地説明会があったんだけれど、ボクはその前日に行ってきたんだ。 えっ 一人だけ抜け駆けしてズルいって? いやいやボクは将来の館長候補だから当然だと思うけどね。エッヘン! では、さっそくその時の現場の様子をご紹介! 今回もまちづくり技術センターの職員さんが説明をしてくれたよ。 現場は北播磨。加東市にある「下滝野・奥瀬(おくぜ)遺跡」というところだよ。 この場所は現在、滝野中学校がある場所で、ここに 2028 年春に小・中一貫校を開校する予定ということで、中学校の隣に小学校の建設を計画しているんだ。 (ほったん) おお、これがその遺跡!奥に見えるのが滝野中学校だね。今遺跡として発掘しているところはテニスコートだったらしいよ。 (職員さん) やぁ ほったん。よく来たね。 ここは加古川中流域の西側の段丘上に立地する遺跡で、中世の遺構が見つかっているんだ。この広い土地には並行する2つの溝と直交する溝が見つかっていて、これは土地を区画する目的のものと考えられているんだ。 それから、石組の井戸や柱穴も見つかっていることから建物があり、人々が生活していた場所だったと想定されているよ。 さらに南側には水田もあったようなんだ。 なるほど、中世の生活がここで営まれていたんだ。 すごいなぁ~ ところで中世っていつ頃? ガクッ すごく感心していた割には年代はわからないんだね。 時代でいうと平安時代の終わり頃から鎌倉、室町時代で貴族から武士に政治の中心に変わっていった時代だよ。 いやぁ~。当然ボクは知っていたけれど、このブログを読んでいる人のために聞いたまでさ。 そんなことより早く説明してよ。 ハイハイ。まず、この校舎の方に続く大きな溝がさっき言った区画の溝になるんだ。この溝に並行する溝がもう1本あって、約 28 m先にその2本に直交する溝があって全体を四角く区画を構成しているんだよ。 そしてこの区画内に、炭窯(すみがま)や...