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#自宅でも考古博 25「昔の人の再利用」

 「stay home」中はどのようにお過ごしでしたか?
 外食もできなくなり、take outの食事を利用するようになると、気がつけばゴミの山が、、、

 この機会に家の片付けをされたからでしょうか、あるいは take outのためでしょうか、自宅前のゴミ収集場所には、いつもの倍近くの量が置かれていました。

 さて、時代はさかのぼること約5,000年前。当時の日本は狩猟や採集を生活の基礎としていた縄文時代でした。ナチュラリストである彼らは、縄文土器を再利用して使っていたようです。
 テーマ展示室「環境」の縄文のコーナーを見てみましょう。
補修孔のある縄文土器(佃遺跡/淡路市)

 この縄文土器には、「補修孔(ほしゅうこう)」と呼ばれる孔が開けられています。
土器の割れ目やひび割れの両側に一対となる孔をあけ、紐を通して綴じ合わせて使っていた痕跡です。

補修孔の拡大
割れを挟んで一対の孔を開けている

 時代は下って室町時代。
 守護大名の山名氏の館近くにある豊岡市入佐川(いるさがわ)遺跡から天目茶碗が見つかりました。室町時代の茶席で使われる貴重品で、漆を接着剤にして修理された跡があります。(これは展示されていません。)
漆で接合された天目茶碗
(入佐川遺跡/豊岡市)

 このように、出土品から昔の人たちはものを大切にしていたことがわかります。

 そういえば私たちが子供の頃、買い物に行くと、お野菜は新聞紙にくるまれ、お豆腐は、持って行った容器に入れてもらいました。「ものがなかったから」と言えるのかもしれませんが、それなりに工夫して対応してきました。
「もったいない」の心もあったように思います。

 ものを使い捨てにする文化が本当に心の豊かな文化といえるのか、縄文人からの問いかけに、今の私たちはどんな言い訳をするのでしょう?
(学芸課 中村 弘)

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