5月10日(土)に開催された松原弘宣(愛媛大学名誉教授)特別講演会
「古代の山陽道と瀬戸内海の交通」
判りやすく、熱意あふれる講演に聴講者は満足げ
古代交通路でも陸路と海路との関係などスタッフも「目から鱗!」
日本古代史(交通史、地域史)のご専門
整理券を求めて、大勢の方が並ばれました
会場は満員
会場に入れなかった方はモニター席
さらに立ち見の方も
200名以上の方が参加されました
わかりやすい言葉で講演いただきました
松原名誉教授によれば
①兵庫県には山陽道・山陰道・南海道などあり、駅路や駅家の研究の最先端地。
②長坂寺(明石市)は邑美駅家(おうみのうまや)か、聖武天皇の行宮(あんぐう)「印南野邑美頓宮」の可能性も否定できなのでは?遺跡の重要性を明らかにする必要がある。
③駅路や駅家を考えるだけでなく、瀬戸内海交通との関係も考える必要がある。
④貴重な遺跡の調査や保存は、地域住民の理解・協力が得られてこそ。等々。
今後も歴史学・考古学・歴史地理学などによる共同研究の必要性など、スタッフも考えさせられることもたくさんありました。
ご講演いただきました松原先生、ご来館いただきました多数の方々ありがとうございました。
次回の特別展講演会のご案内
5月24日(土)13:30~15:00(入場券配布12:50予定)
「そこのけそこのけ駅馬(はゆま)が通る」
馬場 基(奈良文化財研究所)
ご期待ください
風土記1300年記念特別展・阪神・淡路大震災20年展
「古代官道 山陽道と駅家(うまや)ー律令国家を支えた道と駅ー」
6月22日(日)まで開催
詳しくは考古博ホームページをご覧ください
特別展図録(税込み1,080円)はお早めにご購入ください