金や銀で飾られた耳飾りや、大量に埋められた銅銭など300点に及ぶ出土品とそれらを採掘した鉱山を紹介しています。
手前の大きな須恵器甕ですが…、
一つ一つビニール袋に入れて保管していた金環や銅銭などを袋から出します。手袋をはめて、取り扱いに注意します。扱うものの材質によって手袋を代えます。細かな作業がしやすいように指に密着する薄い手袋を使います。手袋を両手にきっちりはめるだけで、3~4分かかります。
展覧会は、こういった学芸員の細かな作業によって皆さんにご覧いただいています。
中央にあるのは2m近い木製の出土品です。さて、これは一体何でしょうか?
これは雁木梯子(がんぎばしご)といい、鉱山内の竪坑を上下する時に足をかけて登ったり降りたりする、いわゆる梯子(階段)の役目をするものです。(写真は、雁木梯子を発見した時のものです。)こんなちいさなステップで登り降りなんて、大変だったでしょうね。
これらはご自由にお持ち帰りいただけます。